女性は、結婚、出産、そして子育てがあり、仕事をする上でハードルが高いですよね。
しかし40代にもなると転職したいと思っても、なかなかスムーズに進まないんですよね。
マネジメント経験や高度なスキルも持ってないし……
せめて転職に有利になる資格(武器)でもあればと思いませんか?
実は未経験でも転職を可能にする資格があるんです。
それが「簿記3級」です。
私自身も独学で「簿記3級」に合格し、前の職種とは全く関係のない経理の仕事に就くことができました。
簿記3級くらいで転職できるの?
30代、40代でも大丈夫?
資格って難しくないのかな?
この記事では、「簿記3級」に合格し悩んでいた子育てとの両立を実現した私が、転職して本当に良かったと思えるからこそ伝えたい理由を厳選して8つ紹介します。
・簿記3級をおすすめする理由
・30代、40代の方におすすめする理由
・未経験でも転職可能な理由
1.簿記3級をおすすめする理由
(※求人については、2022年7月現在ハローワークに掲載された求人を調査したもので、地域によっては差があることもございます。興味があられる方は、お住まいの地域の求人のご確認をお願いします。)
1-1.経理の求人は常にある。
将来はAIが発展し、事務の仕事はなくなるとも言われています。
しかし、現在においては、まったくの無人で事務業務を進めることは難しく、税理士事務所や経理事務の仕事の求人は、何かしら常に募集があっています。
求人が多ければさらにその中で勤務場所や勤務待遇など、自分に合ったところを選ぶことができますよね。
気になっている方は、今すぐ自分のお住まいの地域または勤務したい地域の求人を検索してみてください。
定期的に検索してみるとよくわかりますが、同じところばかりが募集している訳ではなく継続して募集されていますので、需要が多いことが分かります。
1-2.必須資格は「簿記3級」
例えば、「税理士事務所って税理士を目指す人がいくのでは?」と思っていませんか?
いえいえ、そうではないんです。
税理士事務所の中でも分担した業務があるため、税理士を目指していない方も多く働かれています。
そのため、必要な資格が「簿記3級」という条件は多いのです。
もし2級以上を取得していれば、優遇条件(給与アップ)になるところさえありますよ。
まれに、簿記の資格取得を問わないという条件のところもありますが、簿記3級程度の基礎知識は業務内容を理解する上でとても重要です。
経理の仕事を目指したいのであれば必ず簿記3級へ挑戦してください!
また、税理士事務所では仕事をしながら、さらに簿記2級合格や税理士試験科目合格などステップアップすることで昇給につながります。
資格取得が給与に直結しやすい仕事でもありますので、入門である簿記3級は確実に取得しておきましょう。
1-3.簿記3級は業務に直結
色々な資格や検定において「3級」といえば、基礎的な知識レベルですよね。
でも、実際業務に役に立つレベルといえば2級以上がほとんどではないでしょうか。
例えば、ポピュラーな英検3級を考えてみてください。
英検3級を取得したことで、英語を使う業務に採用されるとは到底考えにくいですよね。
では、漢検3級はいかがでしょうか。
この資格だけでは、どの求人に有利になるのかさえも分かりにくいですよね。
2級であれば一般教養の能力として評価される可能性があるかもしれません。
しかし、簿記3級は違います。
経理の仕事をする上で、この「簿記3級の資格があるか否か」は「業務の理解力があるか否か」に直結します。
実際仕事をしていて感じることですが、簿記3級を持っていない方が経理部門へ異動してくることは考えられません。(引継ぎが大変になるという意味です。本人の努力次第ではもちろん何とでもなりますよ!)
このように経理業務へ興味があるという方にとっては、勉強して1ミリも無駄にならない資格と言えます。
2.30代40代におすすめする理由
2-1.求人に年齢制限がない
point1でも書きましたが、経理事務の仕事はAIの発展により今後なくなるといわれています。
そう聞くととても不安になりますよね。
しかし、その影響で若者の税理士人気はなくなり、税理士試験の受験者数はこの10年で約半数になるほど減少しています(※1参照)。
※1.【佐藤茂税理士事務所】5.全国の税理士の人数と税理士資格を取得した方法・税理士試験受験者と合格者の推移
その結果、税理士事務所では人手不足が生じています。
また、経理業務は経験があればあるほど優遇されます。
経理の処理は、毎年変わるものではありませんので経験があればあるほど知識も増えていきますからね。
そのため、求人では「年齢制限なし」のところが多いです。
これは、30代、40代の転職希望者にとっては好都合ですね。
年齢を気にされている方でも十分これから目指せる職業です。
2-2.休みが多く定時で帰れるところもある。
税理士事務所は、専門とされる税の種類により決算期以外はほぼ残業なしという事業所があります。
特に、子育てとお仕事の両方しなければならないママさんたちにとっては、定時上がりはかなり重宝しますよね。
土日祝日休みのところが多く、賞与支給有のところも多いです。
また、就職後もステップアップしたいという方は、帰宅後、税理士を目指して勉強することができますし、副業したい人にとっても相性抜群ですよ。
定時上がりの日は、ブログを更新したりWebライティングのお仕事をしたり、副業との両立も可能です。
2-3.人間関係のストレスが少ない
私は保育園に通う子どもがいますので、「経理」という仕事はとても相性が合っています。
自分のペースで業務を進めることができるため、子どもの保育園行事や急な発熱の際でも誰かに仕事を頼んだりすることがありません。
有給休暇も同僚に気を使うことなく、自分の業務の進捗状況で定期的に取ることができています。
以前は人間関係のストレスが多く、そのころと比べると格段に楽になりました。
2-4.リモートワークが可能
最近はコロナ禍のおかげで、リモートワークが急速に広まりました。
おかげさまで経理の仕事もフルリモート可の求人でちょこちょこ見かけるようになりました。
子育て世代にとっては、リモートワークはとっても便利です。
昼休みの1時間の間にちょっと洗濯物を干したり、お昼ご飯を買いに行くついでに夜のお買い物を済ませたりも可能です。
また、フルリモート可にセットでフルフレックスのところもありますよ。
子どもが病気になってしまっても、早く切り上げてお迎えに行き、子どもが寝た後を仕事の続きをすることができちゃうんです。
主に経理代行のお仕事や、会計事務所経験があれば会計事務所の求人もあります。
3.未経験でも転職可能な理由
3-1.独学だけで合格可能!
私は仕事をしながら簿記3級を独学で合格しました。
簿記は数字を使うので苦手なイメージを持つ方がいますが数学はほとんど必要はありません。
少しばかりある計算も電卓を使いますので全く心配いりませんよ。
また、簿記3級の内容であれば一般的な個人商店の会計レベルですので独学でも十分対応可能です。
実際に私が独学で一発合格した勉強の手順、三種の神器(テキスト、問題集、過去問集)が知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【簿記3級】全くの初心者が独学2ヶ月で一発合格した学習のコツとは? 「難しい」の思い込みを捨て短期集中!
簿記は専門用語が出てくるので知らない言葉だけで難しく感じてしまいます。
そのため独学すると最初につまずいてしまうこともあります。
最初の1冊はできるだけ初心者向けの優しいもの(自分にとって読みやすいもの)を選んでみてくださいね。
最初の基礎の基礎を乗り越えれば、独学でもスムーズに進めるようになるはずです。
また簿記以外に転職も可能な在宅副業8選の記事も書いています。興味があられる方は是非お読みください。
在宅で稼げる副業おすすめ8選!知らないと損する「自分に合った副業の選び方」