簿記って、むずかしそう、、
数字や計算は、苦手、、、
どれくらい勉強すれば合格できる?
みなさんは「簿記」ってどんなイメージを持っていますか?
「数字はホント苦手、、、ムリムリ」とか思ったりしていませんか?
私も実際に勉強するまで簿記は難しいものだと思いこんでいました。
簿記ってお金の計算というイメージだったんです。
お金と言えば税金、、、
税金と言えば難しい用語、、、
税金と言えば難しい制度、、、
年に一度の年末調整だって、未だに書き方がよくわからない。
しかし、そのような方でも大丈夫です。
「簿記は難しい……」と敬遠していた私が、どうやってイメージを変えたのか、なぜ独学で一発合格したのか、順に解説していきます。
1.簿記のイメージ「難しい」を捨てろ!
例えば、洋服を段ボールの中へ片づけるという例を考えてみましょう。
シャツも、ズボンも、スカートも、くつ下も、すべて一緒に入れたらどうでしょうか?
着替えるたびにすべてを引っ張り出しては、探して、戻して、毎日大変ですね。
どんな服がいくつあるのか把握するのも一苦労です。
では今度は「シャツ」「ズボン」「スカート」「くつ下」など、それぞれ種類ごとにタンスの引き出しに片付けてみましょう。
着たいものはパッと取り出せますし、いくつあるかもすぐ数えることができますね。
「簿記」もこれと同じです。
例えば、買い物をしたあと、今日は鉛筆を2本買った。
今日はノートを買った。
今日は食事をした。
5,000円かかった。
このように買い物の内容をそのまますべて書いてしまうと、余計な情報が多くなり過ぎてしまい、お金の管理で大事なことがわからなくなってしまいます。
そこで、鉛筆 →「消耗品」100円
ノート→「消耗品」100円
食事 →「交際費」5,000円 など
グループ分けをして記入することで、必要な情報だけを記録することができます。
このように毎日の収入、支出を、グループごとに分けていくことを簿記では「仕訳」といいます。
これが簿記の第一歩であり、簿記の大部分とも言えます。
簿記とはお金の整理整頓です。
数学が苦手な人でも、お片付けであればやれそうではありませんか?
2.簿記3級の勉強は短期集中!
勉強時間は個人差が大きくなりますが、目安の時間は50~100時間と言われています。
「仕入れをした場合」、「商品が売れた場合」など、一つ一つの仕訳処理を覚える必要がありますので、暗記が得意な方はその分勉強時間は少なくなります。
では、難易度はどうでしょう。
高校時代、受験勉強に一生懸命取り組んだ!という方にとっては、十分に独学で一発合格できる難易度です。
独学合格が可能かどうかの判断基準は「毎日勉強するという感覚が備わっているか否か」で決まるからです。
毎日、勉強とかできるかしら……
勉強は、歯磨きと同じようにやってみましょう!
毎日受験勉強をしたことがないという方もあきらめないでください。
ここでポイントは2つです。
1つ目は継続して勉強する習慣を身につけましょう。
習慣とは無意識にやってしまうレベルまで持っていくことが大事です。
毎日、ご飯食べたあと、寝る前歯磨きしますよね?
それと同じです。
毎日、夜ごはんのあと、寝る前、15分ずつからでもいいので、勉強をすると決めてみましょう。
2つ目のポイントは短期集中です。
とりあえず毎日ダラダラと勉強をしても身に付きません。
3ヶ月目に受験をすると決め、逆算し2ヶ月目はひたすら過去問、1ヶ月目は前半2週間がテキスト、後半2週間が問題演習のように、短期で合格する計画を立ててください。
逆算することで、最初は15分だった勉強時間でも必然的に計画に合わせて増えていくはずです。
途中でつまづいても、あきらめず継続して100時間の勉強を目指しましょう。達成したときには合格は目の前です。
合格率は試験ごとに変動がありますが、当日欠席も多いので平均して40~60%程度(※参考)と考えられます。
しかし、合格率はそのときの受験者のレベルによりますので参考にはなりません。
簿記3級は、70%以上の正解で合格という基準が決まっています。
過去問を自己採点することの方が大事です。
受験当日までには過去問80点以上を達成しておきましょう。
3.独学2ヶ月で一発合格できた勉強のコツ!
簿記3級の資格に限らず、鉄板の勉強法ですね。
私は初心者向けのテキストと問題集が一緒になっているタイプのものを1冊と過去問1冊の計2冊を何度も勉強しました。
テキストは初心者向けの簡単な内容でしたので、過去問に取り組んだ際はテキストとのギャップが大きすぎて、かなり苦戦しました。
時間に余裕があったならば、3冊を完璧になるまでやった方が理解はもっと深まったと思いました。
↓↓おすすめの三種の神器(テキスト、問題集、過去問集)はこれです。
①テキスト(簿記2級のときに実際買いました。)
私は、当時はテキストと問題集が一体型になっているタイプを買いました。
お手軽な点はよかったのですが、過去問を解いたときの難易度の落差が大きかったので、テキストと問題集は別々のものをおすすめします。
②問題集 (簿記2級のときに実際買いました。)
③過去問
絶対買ってほしいものが過去問です。過去問を解くと、本当に理解しているのかどうかがよくわかります。
自分が何を理解して何を理解していないのかを知ることが効率よく勉強するための必須項目ですね!
簿記のイメージで説明したグループ分け(仕訳)は、右と左の2つに分けて書く決まりがあります。
(例)鉛筆2本を、現金100円で買った
仕訳: 消耗品 100 | 現金 100
それぞれの取引がどのように仕訳されるのか、パターンをしっかり暗記しましょう。
簿記のイメージで説明したグループ名(勘定科目)のうち、簿記3級で出題されるものを覚えましょう。
実際の仕事では「鉛筆⇒(勘定科目)消耗品」などと覚える必要がありますが、簿記3級の試験では、以下の例のように勘定科目が問題に書かれた形で出題されますので、完璧な暗記は必要ありません。
問題文を読んだときに、これが勘定科目になるものとわかる程度でよいでしょう。
(例)仕入代金を現金100円で支払った
仕訳: 仕入 100 | 現金 100
決算手続きとは、1年間の利益や決算日における資産や負債の状況をまとめる手続きのことです。
普段の仕訳に間違いがないかをチェックする試算表、決算整理の仕訳、決算整理を加味した精算表、集大成の決算書(損益計算書、貸借対照表)作成が主な手続きです。
一見難しく感じますが、毎日行う仕訳から決算書まですべてがつながっていますので、おこなった仕訳を順にどう使っていくのかを覚えていきましょう。
テキストを一通り読み終えたら、何も見らずに問題を解いてみます。
最初から解けた問題は今後も解けるはずですので、解けなかった問題だけに印をつけていきます。
問題集を全部解き終わったら、次は2回目で解けなかったもの、3回目で解けなかったものという風に、解けなかったものだけをひたすら繰り返し解いていってください。
特に、過去問は全部解けるようになってから受験したいものです。
最後に、計算が苦手という方に朗報です!
簿記では電卓が使用可能ですので、自分で計算することは全くありません。
私は100均で買った電卓で挑みましたが、ボタンが小さいと押し間違えたり、うまく押せなかったりと使いづらかったので、少し大きめのボタンで自分にとって押しやすいものを選びましょう。
簿記3級の勉強のモチベーションが欲しい方は、以下の記事がおすすめです。
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